2008年10月11日土曜日

ラスベガス

今週は連夜、友人との食事で楽しく過ごしました。職種がバラバラなのも良かったです。火曜日は外資系監査法人と広告代理店勤務、水曜日はライターとグラフィックデザイナー、木曜日はテレビのディレクター、金曜日はご近所さん。僕は韓国料理が好きで、そのうち2回は麻布十番のシモンでした。こじんまりしたこの店のチヂミはとても美味しいので必ず注文すべきなのですが、先日アレルゲンだと判明したばかりのタマゴがもちろん使われています。そこでアレルギーテストの先輩に教わった「今日は特別」という免罪符のセリフを自分に言ってから食べました。
恵比寿でシンガポール料理を一緒に食べた広告代理店の友達は、つい先日、勤務地のラスベガスから帰ってきたばかりです。学生の時、僕はレンタカーでアメリカを旅行中にラスベガスに一泊だけしたことがありました。その時の感想は「二度とこの町には来るまい」です。ラスベガスには巨大なホテルとカジノ以外に何もなくて、1泊なのにとにかく退屈でした。ところが今年の5月末にIALDの授賞式に出席するためラスベガスへ行くことになったのです。まさか再びラスベガスを訪れるとは思いもよりませんでした。しかも今回はタキシード持参なので、ラスベガスを大いに満喫している人のようです(笑)。事前に彼から聞いた情報では、現在でも状況は同じようでした。ただ、幾つかのホテルで開かれているシルク・ドゥ・ソレイユのショーは観たほうが良いとのこと。彼はショービジネスのために半年間ラスベガスにいたのです。そこでアドバイス通りに「O」(オー)と「Ka」(カー)のチケットを取りました。世界中にあるシルク・ドゥ・ソレイユのなかでも、ラスベガスで開かれている興行は出演者のパフォーマンスレベルが最も高いとか。出演者だけでなく、舞台装置も大変なことになっています。「O」の舞台の床は基本的に水面で、その水深のコントロールは尋常ではありませんでした。途方もない高さがある天井あたりから人が飛び込んだ水面の上を、そのすぐ後に人が歩くのです。その水深の変化がいつ起きたのか。。2つのショーを観終わった後、僕にはそのショーだけを観るためだけにラスベガスへ行っても良いと思えました。むしろ、そういう風に順番を考えるとラスベガスの町の退屈さも納得できるかもしれません(笑)。
8日にグッドデザイン賞の発表があり、FRASER PLACEが受賞しました。